手に職

 食いぱぐれないようにするにはこれに尽きます。昔の人は偉いなー物事の真実に気付いて格言として後世に残しているんだから。

 幸いなことに波乗りヒロは北斗の拳の世界がやってきても生き残れそうです。

 子供のころ、片っ端から機械と名の付くものは全て分解して元にも戻せない子供でした。

 どんな構造で、なぜこんなことが出来るのか不思議で分解したら謎に迫れるのではないかと分解する誘惑に勝てない子供でした。

 そんな私を温かい目で見ていてくれた家族でしたが、実家に大きなノッポの古時計的な時計があり、それを分解して動かなくなった時には親父の雷が落ちました。

 父は某機関の溶接技士で腕一本で家族を養っている人でした。

 その父から怒られるでもなく、淡々と説教されました。(まさにお説教です)

 職人はな? 壊れたものを直して皆さんに感謝してもらいお金を貰い、家族がご飯を食べられるようにするのが仕事なんだ。

 お前のしていることは只、興味に任せ、機械を分解し、元に戻していない破壊行為だ。

 ただ壊すのは子供だからしょうがないがお前は機械に興味があって分解するなら、勉強して、元に戻して機能を回復できないならば分解すべきではないと言われたことが後年までずっと心に響いていました。

 おかげで北斗の拳の世界がやって来ても電気と機械がなくなることはないだろうから波乗りヒロの仕事が無くなることも無いだろうなー。

 幸い、農作業も一通りできるし、親父が残してくれた一切お金にならないくせに税金だけは取られる田畑、山林があるから世界恐慌があったとしても田んぼでコメを作り、燃料は山から切り出せば俺は死ななないだろうなって思うと安心して株に投資できる。

 もう死んじゃったけど親父に感謝だな。

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